看護師の夜勤見直しは、労働環境改善に直結する

夜勤の負担は大きいですよね・・・

看護師の夜勤見直しは、労働環境改善に直結する

現在、医療現場で働く看護師の労働環境は慢性的な人不足が影響し、非常に過酷なものとなっています。この看護師の労働環境の改善を行うため、心身の負担の重い夜勤に関し、短縮や回数制限を行う動きが活発化しています。 現在、看護師の離職率は大変高いものとなっており、年間約10%の看護師が職場を離れているとされています。

離職率が夜勤時間が長い職場ほど高い傾向にあるのに加え、長時間の夜勤は過労死や医療事故を引き起こす要因となることも指摘されていることもあり、看護師団体では夜勤ガイドラインを作成し、病院や医療機関に看護師の負担軽減を実施するよう呼びかけています。

2012年10月に行われた日本看護協会の調査によると、「夜勤回数の制限」に取り組む病院の割合は全体の71.3%、「夜勤中の休憩時間確保」の場合は84.4%となっています。

また、日本看護協会による2011年度調査によると、2011年度の看護師平均離職率は10.9%となっていますが、この離職率は4年連続の減少となっています。この離職率の低下は、夜勤に関する病院側の対策・対処や、短時間勤務制の導入が進んだことによるものだと考えられています。

厚生労働省の発表によると、2010年末現在、全国に95万人の看護師が存在するとされていますが、毎年約10万人もの看護師が離職しています。医療現場における看護師不足は「採用を増やしても、それを上回るほどの人員が退職をしている」という実情によるもので、全体の看護師サービスや技術の質低下を引き起こしている原因とも考えられています。

日本看護協会では、長時間夜勤による過労死リスクの上昇や、注意力低下による医療事故リスクの増加を訴えており「夜勤は連続2回まで」といった11項目からなる「夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」を作成し、各病院や医療機関へ看護師の労働環境の是正を促しています。

看護師の安全を守り働きやすい環境を整えることは、患者の安全を守ることにもつながり、ひいては離職率の低下にも作用するという事を、多くの病院や医療機関今以上に認識してもらいたいところです。